学童期(6~12歳)

学童期の食事のポイント

健康づくりの基礎となる食習慣をつくる時期。家族みんなで正しい食生活を考えましょう。

 

家庭で正しい食生活

朝食の欠食、間食や夜食のとりすぎ、ゲームや塾通いで体を動かす機会が減ったことなどさまざまな理由で食生活の偏りが多く見られ、近年肥満児童が増加傾向にあります。

その一方、ダイエット願望も低年齢化し、女の子のやせ願望が強くなっていますし、子ども達の親世代の女性のやせも多くなっています。

この時期に十分な栄養をとらないと、妊娠・出産のための体つくりや早い時期からの骨粗しょう症など、将来の体の機能に障害が出たりします。

子ども達の成長のため親世代が自ら正しい食生活を実践することが必要です。

 

家族そろって楽しい食事を

子どもの心身が健やかに成長するためには、3食の食事を中心とした生活リズム、家族との楽しい食卓が大切です。

食事の時間が不規則だと生活のリズムが定まりませんし、一人きりの寂しい食事をさせず、会話をしながら楽しんで食事をしましょう。

家庭の味を子どもとの食事づくりを通して伝えることも楽しい食事につながります。

 

生活習慣病の予防

野菜や海藻などは食物繊維、ビタミン、ミネラルを多く含み、エネルギーのとり過ぎも起こりにくいため、コレステロールや中性脂肪、血糖を下げて肥満の予防、生活習慣病の予防にも効果的です。

食べたいものがいつでも手に入る現在では、甘いもの、脂質の多い食べ物を好む傾向があります。結果、肥満や血中脂質が高いなどの生活習慣病予備群の子どもたちが増加の傾向にあります。

魚沼市の課題である食塩の取り過ぎも生活習慣病につながります。子どもの時から食塩摂取を少なくし、うす味になれることが大切です。

ファストフード、調味料、麺類の汁などの取り過ぎにも注意しましょう。

  • 家族や仲間との楽しい食事を大切にし、3食きちんと食べましょう。
  • おやつは時間と量を決めて食べましょう。
  • 地域の食材や調理作業にふれる機会を増やし、食事作りに参加しましょう。